経営と経理の万能スキルで広がる可能性

会計ソフトで経営と経理を一緒に学ぶ

事業経営で「人生のリスク」に備える


老後不安へのヒントを実例から学ぶ

 当塾長が税務サービスを提供している税理士事務所には、定年後も好きな仕事を継続することにより収入を得て、イキイキとした人生を実現している方が多くいらっしゃいます。長年積み上げた経験と人脈を生かしてその道のスペシャリストになったり、職場でのノウハウにヒントを得て自らの事業に発展させた方々です。

 そんな実例からは、老後資金が足りない、年金不足だから老後が心配とあきらめず、さまざまな可能性を発展的に考えてみれば、豊かな老後を実現するヒントは案外身近にあるものだと気づかされます。

 給与や年金などの与えられるものだけを延々とあてにする他力依存の不安定な人生から、副業、兼業、起業といった二足目のワラジを履く準備を早くから着々と始め、事業者にしか与えられていない様々な特典を活かしつつ自ら稼ぐ、ダイナミックな人生へパラダイムシフトしてみましょう。一回限りの人生です、年金不安や仕事ロスとも無縁な生涯現役イキイキ人生を自ら創り上げてみるのはいかがでしょうか。

 

100年人生への備え

 非正規社員が5割近くに増加しているのは、企業が労働力の調整弁を必要としているためです。それは近年で大手企業といえど安定した成長が続けられなくなっていることが背景にあります。その実態はコロナ禍で顕著に現れています。

 このような時代において、将来の収入を安定させることに加え、さらに人生100年時代を健康で生きがいを持って過ごすためにはどのように備えたらよいでしょうか。自分の好きなことや得意なことを磨き上げたり、住んでいる地域だけにある特性を見出してその情報を発信するなど、早いうちから少しずつでも事業化の準備を始めておく(事業を成功させるには試行錯誤を繰り返しながらコツコツとブラッシュアップを継続する気構えも重要です)、そのことが人生のリスクに対する着実で有効な備えの1つになると考えます。

 

持続可能な事業のためのツール

  しかしどのような事業であっても長期にわたり存続させていくためには、帳簿の整備を含めた経営の管理が重要です。

それらを昔ながらの方法で行うとそれなりの知識や経験が必要で、時間も労力もかかって大変ですが、今般では有効な会計ソフトを上手く利用することにより費用も時間も抑えることができるようになりました。そして何より事業の状態が日々見える化できるというメリットがあります。

 これまで会計は「事業の経営結果を数値化して検証、報告する」という機能を果たすものと思われていました。が、会計ソフトの登場により損益の事前予測など事業のリスク管理にも利用することができるようになり、会計に「日々の事業の安全性を高める」機能が期待できるようになりました。

 

経営管理には会計ソフトを上手に活用

 一般に帳簿を作るためには簿記の知識が必要とされていますが、その知識がなくても会計ソフトを上手に使えば経営管理と帳簿作成を同時に行うことが可能です。

 また、処理した内容が正しいかどうか、経営状況が正しく表示されているかどうかについても会計ソフトの便利機能で短時間に検証することができますし、検証を続けることよって試算表などの経営資料を読み解く力も徐々に養われていきます。

 さらに会計ソフトで数値情報が長期間にわたり蓄積されることにより次のような効果も期待できます。

 

・金融機関からの借入れや助成金が必要な場合に提出する資料が速やかに作成できる。

・経営の分析がし易くなって経営改善に必要な情報が得られる。

・資金予測が可能となり、倒産を防ぎ事業を安全に営んでいく情報が得られる。

・利益を生む有望な事業や新規事業のヒントが見つけ易くなる。

・価格交渉の根拠を示す資料が容易に作成できる。

・税務申告書など公的機関に提出する書類の作成が迅速化する。

 

ところで会計ソフトの中でも特に「弥生会計」は、30年以上の実績がありわが国で最もユーザーが多い会計ソフトの一つです。ビジネスのスタートアップ、さらに継続し発展させるという様々なシーンにおいて、初心者から経理のプロまで幅広いユーザーにとって使い易いソフトであることから、税理士などの専門家からの評価も比較的高くなっています。

 また「弥生会計」は、Excelなどとcsvデータのやり取りがしやすいのも特徴で、金融機関からダウンロードした大量のcsvデータや社内で作成したExcelデータを会計データに転用し、入力作業の手間を省くこともできます。

 

慣れないクラウド型には注意

 近年はクラウド型の会計ソフトが広く出回っています。毎月の利用料金の安さについ心を奪われがちですが、長期的に考えればむしろ高くなる場合もありますのでよく検討しましょう。

 クラウド型で特に注意しなければならないリスクは、解約した途端に使用する権利がなくなったり、後から過去のデータを見たり利用したいと思っても、せっかく長期間蓄積してきたデータが閲覧さえできなくなってしまう場合があることです。それにより税務上の帳簿保存要件を満たすことができなくなることも危惧されています。

 月々の利用料金の安さばかりではなく「経営の安心安全と発展のために利用する」という本来の目的を忘れず、長期的、戦略的な見地から慎重に検討を行うことをお勧めします。

 

社員の意識改革や起業支援に

 この会計ソフトを学んで経営管理や帳簿作成を行うトレーニングは、経理に関わるスタッフを育成するだけではなく、営業や総務、さらには生産や研究などの幅広い部門の社員の意識を変革するきっかけにもなります。

 それは数値感覚が身につくことで、自分達の業務が売上やコスト、利益にどのように関わっているのかがイメージし易くなり、経営に関心が持てるようになるからです。社員の眠っている想像力を覚醒出来れば、それは企業にとっても新成長戦略の足掛かりとなるでしょう。

 また、将来の経営を担う幹部候補にとっては決算書類の理解や資金管理などの経理リテラシーは必須となりますので、早くから経営管理を通じて数字に対する理解力を養っておくことは有効ですし、退職予定者に対しては起業支援の一助ともなります。

 社員ひとりひとりのマインドを経営者と同じレベルにして精鋭化し、企業活動へのモチベーションを高めるためにも、社員教育や出向などの機会に会計ソフトによる経営管理トレーニングを取り入れることを推奨しています。



塾長メッセージ

 これまで素人には難しいと思われていた事業経営も、会計ソフトを有効活用することにより、安全に営むことが可能となってきました。このスキルによって、特技や趣味を発展させて事業化し、経済的にも豊かで生きがいのある人生を送ることができるかもしれません。自分で起業したり、親や知人の事業を承継・発展させるための準備を始めてみてはいかがでしょう。

 当塾は、会計ソフトを利用して事業を安全に経営するスキルを修得するスクールです。税理士が事業経営の現場で蓄積したノウハウに基づいてレクチャーが行なわれますので、すぐに役立つ即戦力が身につけられます。得意なことや好きなこと、頑張れることを生涯の仕事として続けていきたいと願う方は早めの準備をお勧めします。

 

塾長略歴

 長野県出身、松本深志高校、北海道大学経済学部卒業後に大手樹脂加工メーカーに入社し、スパコンやオフコンの活用、予算編成の仕組みづくりなど業務改善に取り組む。

 その後、税理士事務所勤務を経て平成10年税理士免許取得、開業。Excel帳簿を考案したり、Excelデータを弥生会計に取り込むスキームを開発するなどひたすら経理の合理化に挑む。

 税理士事務所勤務の頃より会計ソフトによる会計処理、導入支援、スタッフ教育に取り組み、実績は通算20年以上に亘る。その後も会計ソフトの数値データを分析し、顧問先等に業績改善、事業の再構築、新規事業開発を提案するなど「経営改善型の税理士」として活動を続ける。

 現在では、手書き帳簿の合理化、会計ソフトの経営管理への活用、振替伝票を使わない経理処理、簿記の知識や経理実務経験のない起業家や後継者などへの経営管理の指導、学生インターンシップの受入れなどにも取り組んでいる。

 無償提供Excelツール:エクセルde経理シリーズhttps://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an049648.html

 著書「経理のためのExcel」技術評論社(共著、監修)

 趣味:忍耐力を養うゴルフ、発想転換のための英会話